変化
若いころ、というべきか、幼いころ、というべきか。
とにかく未成年のときの私は、一度見たもの読んだものをもう一度見たり読んだりする経験はあまりなかった。
例外があるとすれば、ジブリ映画くらい。
ただそれもあまり自分の意思でという感じでもなかったような気がする。
家族が見ているものを一緒に見ていただけで。
当時は小説も、ダイアナ・ウィン・ジョーンズや伊坂幸太郎、京極夏彦、西尾維新の作品を片っ端から、それから十二国記とかも読んだけれど、それも一度読んだらどうしても二回目は読めなかった。
今にして思えば、当時は新鮮さや発見みたいな刺激を求めて読んでいたのだと思う。
読書は好きで、よくぶっ通しで読んだ。夜更かしもした。
ただ、それが最近では、なかなか新しいものに踏み出せないことが多い。
新しい世界観、登場人物、設定を把握するのが億劫というともう人生に疲れている感じがものかなしいけれど。
最近は読書も思うようにできず、映画やドラマを見ることの方が多い。
それだってそれほど多くはないのだけれど。
きっと今は癒しを求めて作品に触れるのだと思う。
すでに知っていて、安心感を持って楽しめるものを繰り返し見るようになった。
映画
プラダを着た悪魔は一番繰り返し見ているかもしれない。
すごく好き。
アン・ハサウェイかわいい。
とくにナイジェルにお願いしてお洒落になるところとか大好き。
(余談だけど、別の映画を見ていて、この人絶対どこかで見たことある好きな感じの人のなのに誰だかわからなくて調べまくったらナイジェルだったという経験がある。わからなかったのは髪があったせい?)
ファッションに力を入れている映画は見ていてすごく楽しい。
そしてアンディが奮闘する姿にとても励まされる。
ひとりひとりが野心や目的に貪欲に向かっていく姿が清々しい。
アン・ハサウェイ繋がりでマイ・インターンも好き。
これまでの長い人生を誠実に丁寧に生きてきたのだろうベンが、ジュールズを尊敬して優しく見守る姿にとても優しい気持ちになれる……。
欲を言えば終わり方が少し物足りなかったけれど、直面する問題ひとつひとつに向き合い、悩み、乗り越えようとしていく姿を応援したくなるし、自分もがんばろうって思えるのがとてもいい。
他にも好きな映画やよかった映画はいろいろあるしこれからもいろいろ見ていきたいところ。
話していたらまた見たくなっちゃったので調べたら、アマプラとNetflixだとマイ・インターンは見られるけれどプラダを着た悪魔は見られないみたい。
初見の映画は腰を据えて見たいのでなかなか難しいけれど、一度見たのならながらで楽しめちゃう。
ドラマ
海外ドラマで好きなのはエレメンタリー。
これはもうシリーズ7まであるのを通しで4回は見ているので一番見ていると思う。
どうしよう、エレメンタリーについて語り出すとたぶんとまらない……。
私にとって衝撃的だったのが、エレメンタリーの全てを好きとは言えないのに、それがなければエレメンタリーではないというところ。
要素として受け入れ難いものも包括してエレメンタリーなんですよね……。
コナン・ドイルのホームズも読んでいるのですが、それはそれ、これはこれ、として。
ホームズとワトソンがぶつかり合いながら信頼を築いていき、ワトソンがホームズに順応していく姿や、最後の方のホームズからワトソンへの重過ぎる愛が本当に最高。
ホームズのずば抜けた知識量や、理論に基づく推理、多角的なものの見方も、もちろん天性の才能やひらめきもあるのだろうけれど、それ以上に努力や研鑽の賜物だと窺えるところもいい。
そしてワトソンが成長していく様、そのことにホームズが喜びを感じているというのもすごくいい。
そしてモリアーティのふたりへの聖域扱い……!
単なる推理ものや刑事ドラマとは一線を画した素敵なドラマなのでおすすめです。
つらいところがあってもがんばって乗り越えて最後まで見てほしい笑。
余談なのですがエレメンタリーに出てくるeveryoneってアノニマスがモデルになってます……?
特別そういうわけではないのかな。
エレメンタリーは、今はアマプラでは見られなくて、Huluで見られるっぽいです。
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